2014/08/05

青荷温泉殺人事件| Book No.236


警視庁温泉殺人課 The Final

以前、京都の嵐山温泉で起こった殺人事件をきっかけに、警視庁捜査一課の志垣警部らと懇意になった、「三島のおばちゃん」こと野中貞子。
彼女は、志垣の姪・千代との結婚が成就しなかった志垣の部下・和久井刑事のため、新たなお見合いを企画する。
相手の女性は、貞子の地元・三島のデパートに勤める店員だという。先方の希望により、見合いは雪深い青森県の秘湯、
携帯もインターネットも出来ない一軒宿・青荷温泉で、厳寒の二月に行われることが決まり、東京から青森まで開通したばかりの東北新幹線に乗って、三人は現地に向かう。
当初は渋っていた和久井だったが、相手の女性・愛沢雪子の予想外の美しさを目の当たりにし、すっかり乗り気に。
ところが見合いの翌朝、宿の前に巨大な雪だるまが出現。表面の一部が氷イチゴのように赤いので割ってみると、中から雪子の惨殺体が発見される。
雪子はなぜ殺されてしまったのか。しかも、雪子の死体はどうして、雪だるまに埋められていたのか。
謎だらけの事件に挑む警視庁“温泉殺人課”志垣と和久井の推理は……

A6判440ページ
実業之日本社(2014.8.5)
定価 648円+税